前回の続きです。

前編はこちら

購入にあたっての注意点
購入にあたって注意点があります。

Apogee 「Symphony Desktop」は現時点で「完成品」ではないということです。

以下、代理店メディアインテグレーションのサイトからの引用です。

今後追加される機能について

2020年10月現在、初期リリースにはMac/Windows用のコンソールソフトウェアは含まれておりません。こちらは近日ベータ版からリリース予定となっております。

ご購入時より使用可能な機能
  1. アナログおよびデジタル入出力機能
  2. タッチスクリーン制御ソフトウェア
  3. タッチスクリーンコントロールによるmacOS互換性
  4. タッチスクリーンコントロールによるWindows 10の互換性
  5. タッチスクリーンコントロールによるiPadOSの互換性
  6. タッチスクリーン・コントロールによるAP-66プリアンプ・エミュレーション
  7. AP-57 タッチスクリーンコントロールによるプリアンプのエミュレーション
  8. ECSチャンネルストリッププラグイン付属
  9. ClearmountainのSpacesプラグイン付属

今後のアップデートにより追加される機能
Release 1.1
  1. タッチスクリーンコントロールによるECSプラグイン制御
  2. タッチスクリーンコントロールによるECSプラグインのファクトリープリセット選択
  3. Apogee FXラックプラグイン - Windows 10互換
  4. macOS BigSurへの互換性
Release 1.2
  1. Apogee Channel FX plugin
  2. Desktop Control アプリケーション for macOS
  3. Desktop Control アプリケーション for Windows 10
  4. Print FX ワークフロー
  5. Monitor FX ワークフロー
  6. DualPath ワークフロー
Release 1.3
  1. タッチスクリーンコントロールによるプラグインパラメータ・コントロール
  2. MIDI over USB機能
*開発状況により、内容が異なる場合がございます。

1.現時点ではコントロールソフトウェアはありません。
よって、ApogeeのプラグインとDSPを使ったレコーディングワークフローが使えません。
Symphony Desktop本体でもFX部分はグレーアウトしています。

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2.ユーザー登録時に「Apogee FX Rack Bundle」が99ドルで買える優待を受けるか?ってチェックボックスがあるのですが、チェックしてもまだメールがきませんw(私はたぶん買わないと思いますけど)
これが有効だと海外で販売してる「FX Rack Bundle」セットとほぼ同じ価格になると思います。
但しWinユーザーはアップデート待ちになります


電源投入立ち上げ
まずはメディアインテグレーションさんのサイトにある手順を参考にします。

【Symphony desktopご利用手順】

電源入れる前にACアダプターを挿しますが、アダプターを挿してクルッと半回転くらいさせるとロックされて抜けない仕組みになってます。

Apogeeサイトでユーザー登録すると、ソフトウェア一式のダウンロードができるようになります。

そこには本体のファームウェアも入っており、アップデートしなくちゃいけないんですが、そこで「同梱」されてたApogee USBメモリーを使いますw

本体の背面にUSBメモリーを挿してアップデートです。

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そしてドライバーとプラグインをインストールするのですが、付属プラグインのアクティベートにはiLokアカウントが必要です。

これで付属のリバーブとチャンネルストリップが使えるようになります。

ですが、ネイティブだけでDSPではアップデートが出るまで使えません。


スクリーンショット 2020-10-29 17.21.18

使用感
使用感は概ね良好です。

たった1つの操作ノブは少しクリック感があります。

タッチスクリーンは快適に動いてくれます。

モニターアウト、ヘッドホン、入力ゲインそれぞれにツマミがある方が使いやすいと思いますが、慣れるとそんなに気になりませんでした。

前面のHi-Z端子にケーブルを挿すと、自動的に認識してインプット2がHi-Zに切り替わり、画面のアイコンも「マイク」から「ギター」に変わります。

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マイクプリアンプエミュレーションもタッチスクリーンで操作可能です。

NEVEとAMPEXを選択できるのですが、ノブもそれっぽいデザインに変わります。


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これがよく出来てて、各々にキャラクターがはっきりしてるので面白いと思います。


ファンタム電源48Vのオンオフや、ステレオリンクなどもここで設定します。


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オススメは歯車マークの「設定」で「Mute Toggle HP/Main Out」にしておくと、ノブを押す度にモニターアウトとヘッドホンアウトのミュートが切り替わるのが、自宅にブースがあるわけでもないぼっちDTMerには便利じゃないでしょうか?笑

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まとめ
いよいよ音出しです。

iMacにUSB-Cで繋ぎました。

まず最初に「うわー 高域がちょっとギラついてる…」って思いましたが、違いました。

ZOOM「TAC-2R」を使ってた時にちょっと足らなかった高音を補うのに、スピーカーの設定HFを少しブーストしてたのを思い出しました。

それをフラットに戻したらちょうどいい感じ。

ヘッドホンも良い音で鳴ってくれます。


ただ、TAC-2Rの5倍以上する価格からの期待以上の「感動」はありませんでした。

レイテンシーに関しては、Thunderboltが効いてるのかTAC-2Rの方が数値的にも体感的にも上です。

アップデートでダイレクトモニタリングできるようになると、感想も変わるのかもしれませんが。

解像度、音像、低域などは、TAC-2Rとはそれほど感動的に変わりませんでした。

ZOOM TAC-2Rのコスパが最高だったと思います。


足らない高域を補正する必要がなくなった分、Symphony Desktopの方がレンジが広くて良くなってます。

ただ「感激」「感動」がありませんでした。

ApogeeとZOOMを比べて何言ってんだこの人は?って思う人がいるかもしれませんがw


ApogeeはLogicとの親和性が抜群で、ほぼLogicからSymphony Desktopをコントロールできるようになります。

私はLogicユーザーではありませんが、Logicユーザーでアナログ2in2outでも必要十分、ITBで完結してて、エントリーモデルを使ってる人は一度「Symphony Desktop」を検討してもいいと思います。

そしてApogeeは「長く付き合える」安心感もあります。

とりあえず10年間は使っていきたいですね。

10年後、僕は還暦ですけどw

デスクトップ型オーディオインタフェースの最高峰であることは間違いないと思います。

そして価格も最高峰の165,000円(税込)!!

たっか!

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