昨日は前編を書いたので今回は後編を。

前編はこちら

http://composer-taka.blog.jp/archives/3679286.html


ファンキー末吉さん問題
『JASRACからの分配が1円もない ファンキー末吉』と、まるで一銭も分配されてなくてファンキー末吉さんが激怒!みたいな報道の仕方はどうかなと思いますね。

そんなわけがなくて、ファンキー末吉さんは「ライブハウスからの包括徴収された後の著作者への分配が不透明だから説明と改善をしてくれ」と言ってます。

爆風スランプで大ヒット飛ばした人が1円も支払われてないわけがないですよねw

「ライブハウス」や「カラオケ店舗」は、店舗面積などで計算されて決められた金額を使用料として支払っています。

「放送」も包括徴収ですね。

カラオケや放送はデジタル化が進み、システム化もされ詳細な使用楽曲報告が可能になり、包括徴収後の分配もかなり精度が上がったと聞きます。

ライブハウスだけは「協力してくれる店舗からサンプリングし、統計学に基づいて分配額を決める」そうです。

だから、ファンキー末吉さんがやってるバンドがいくら演奏しても、そのサンプリングから漏れたら支払われないんですよね。

で、「じゃサンプリング対象のライブハウスを教えろ」って言っても「それは教えられない」とか言われたら「なんじゃそりゃ」ってなりますよね^^;


解決方法は1つしかない
答えは1つです。

全ライブハウス、管理楽曲は全曲報告ですよ。

今やどこのライブハウスにもパソコンはあるだろうし、タブレットやスマホでも報告できるようなシステム作りをすればよいかと思います。

っていうか、現時点で「J-OPUS」というシステムがあるんですよ。


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真ん中をクリックするとこんな画面が出て来ます。

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なんでこれをもっと使わせないのかが分からないです。

包括徴収されてるライブハウス1つにつき1アカウント持たせて入力に協力してもらうように働きかけるべきですね。

このシステムが結構使いづらいらしいのですが、じゃあもっと簡単に使いやすくシステムをブラッシュアップさせていけばよいかと思います。

新聞広告やテレビCM打つ費用があるなら、こちらにお金をまわしたほうがいいのではないでしょうか?

演者からセットリストが出ると思うのですが、その書式に「作品コード」を書く欄を設けて少しでも入力の手間を省くのもいいかもしれません。

「作品コード」はJASRACのHPから「J-WID」システムですぐに調べられますし、きっとその演者は今後もその楽曲を使うと思うので1度調べておけば今後どこのライブハウス出る時も使えます。


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本当に入力してくれるかどうかは別の話で、まずは「受け皿」と「入力を働きかける」ことでサンプリングよりも精度の上がった分配ができるかと思いますね。


ファンキー末吉さんは「金払え」と言ってるわけではなく、「ライブハウスからの分配方法ももっと精度が上げられるはずだから考えようよ」と言ってるんだと思います。

いかがでしょうか?